所長の考古学講座
「武士の都」鎌倉の成立

1.平安時代後期の鎌倉 10世紀ごろまでに古代の法律(「律令」)体制がくずれる  ⇒ 代わって京都からやってきた桓武天皇の子孫たち(桓武平氏)が北関東各国の軍事部門に食い込む  ⇒ その一部の武士たちが相模国村岡郷(鎌倉 […]

続きを読む
所長の考古学講座
頼朝以前の鎌倉

1.後期旧石器時代 ●大船の粟船山からナイフ形の石器 2.縄文時代 ●縄文時代前期は暖かく、旧石器時代以来地面を覆っていた氷が解けて海水面が上昇したので(「縄文海進」)、市内中心部の低地には遺跡がなく、北部の関谷など比較 […]

続きを読む
所長の考古学講座
考古学と発掘調査についてのQ/A

答える人 所長・馬淵和雄 これはある学校で馬淵が中学生から受けた質問に答えたものです I.発掘調査に関すること 1.発掘調査をするきっかけ。研究者が発掘場所を決める根拠は何か。  日本国内でおこなわれる発掘調査には大きく […]

続きを読む
所長の考古学講座
鎌倉時代の日本列島

1.東アジア社会の中で 二つの内海 - 日本海と東シナ海を貿易船が行きかう  → 中国を中心とした東アジア文化圏のただなかにある 2.武士と町人の出現 鎌倉時代(平安時代後期から始まる「中世」の前期)は日本各地に普通の人 […]

続きを読む
所長の考古学講座
出土遺物について - 遺跡からは何が出るのだろう?

遺跡から出るものがどう変わってきたか 遺構 遺物 前期旧石器時代 洞窟・岩陰・穴 石・骨・角 後期旧石器時代 住居(たて穴・シベリアなどではマンモスの 石・骨・角骨で) 石・骨・角 縄文時代 たて穴住居・墓・祭とまじない […]

続きを読む
所長の考古学講座
考古学とは?

遺跡とは何だろうか  考古学は「遺跡」を研究する学問です。研究対象となる遺跡は、たとえば城やエジプトのピラミッドのような地上に突き出た巨大な構築物から、地下に埋もれて普段私たちが目にすることのないものまで、さまざまです。 […]

続きを読む
所長の考古学講座
市民と文化財

 1980 年代から 90 年代にかけて、西洋風な街並みや遊興施設を売り物にした観光地が各地に現われ、爆発的な人気を博したことがあった。しかし、それらの多くはいわゆる「バブル経済の崩壊」とともに急速に衰え、廃業したり、無 […]

続きを読む